●107 汽車の旅 きしゃのたび 〇うれしやきしゃのたびたのしや

 表題:汽車の旅
 読み:きしゃのたび

 収録:(A)新特撰樂譜 95 成樂會 1924(T.13).1.10 ◎[A2-82] Copy=(P84)

 記譜:二部合唱(伴奏付き) ニ長調 3/8

 インチピット:ドミファ|ソド|ドラ|ソラソ

 曲:アンリオン,ポール(Henrion, Paul)(1819-1901)[フランス]
 詞:犬童球渓


[詞] ※新特撰樂譜 95より

1.嬉しや汽車の旅 樂しや汽車の旅
  行く山來る野べ 息つくひまなし
  トンネル出づれば 白波岸に寄せて
  玉と散り雪と降る
  うれしや樂しや 高く低くかもめ遊び
  遠く近く小船浮ぶ
  あかぬながめ窓に入りて 胸には歌うたふ
  ラララ…… 樂しうれし汽車の旅路
  ラララ…… たのしうれしや

2.嬉しや汽車の旅 樂しや汽車の旅
  谷去り河行き 村里走れり
  鐵橋渡れば 千町田(ちまちだ)遠く開け
  遠(をち)の山眉と曳く
  うれしや樂しや 知らぬ人と共に語り
  語る間なく袂(たもと)別つ
  つきぬなごり惜しむ間なく 友去り友來る
  ラララ…… 樂しうれし汽車の旅路
  ラララ…… たのしうれしや


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